なのにブログ

詩、エッセー、すきなもの思ったことを書く

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

過去の人々

真夜中 眠れない私は目を瞑って 過去のできごとたちを走馬灯のように ひとつひとつ思い出してみる 過去に出会い過去に別れた人々 そんな選択をし続けた過去の私 なんて馬鹿なことをしたのだろうと 思う別れもあれば 何故出会ったんだろうという出会いもある …

本の気持ち

本はきっと何度も読んでもらった方が嬉しい でも私は一度しか読まない もっともっと色々な本に出会いたい もっともっと色々な本を知りたいから でもそんな読み方は間違ってると思う 何度も同じ本を読む人のその気持ちの余裕が 素敵だ でも私には何故だかそれ…

身近になった外国

私は物心がついたころに 映画ジュラシックパークを見た時に アメリカの生活に羨望を抱いた 家族で海水浴に行った時に あの水平線の向こうにはアメリカという国が 存在していて 日本とは全く違う生活や価値観や言葉があって 私も早く水平線の向こう側に行って…

だらしない太もも

ジムでシャワーを浴びていると 色々な人の裸を目にする 中背中肉の50代ぐらいのおばさんの太ももが とてもだらしなかった 数々のあらゆる男に許してきた太ももに見えた 否、それは私の想像だけの話だけど なんだか汚らわしいものに見えてしまった 無防備な太…

ハルキスト

数年前に初めてテレビで見たハルキスト 確かノーベル賞発表前で ハルキストたちは ホットケーキにコーラをかけて食べていた その光景が私にはとてもクールに見えた 好きなものをみんなで語り合う人たち 一般人には理解できないコミュニティ 無趣味だった私に…

アイスクリーム

アイスクリームを片手に 自撮りをする三十路アイドルを見ていると 若さだなと思った 私たちはこれからどんどん時間を消費し 中年になって老人になっていく その時にアイスクリームを片手に 自撮りしたいなと思っても きっと顔や首の皺を気にしたり 血糖値や…

ハゲた先生

小学生のころ はねだ先生という担任がいて その人がハゲていたので 男子の誰かが 「ハゲた先生」と替え歌を歌っていて それがとても面白くて 最高のユーモアでなんてセンスが良いのだと いつも大笑いしていた でも今思うと何がそんなに面白いのか 理解できな…

穴があったら入りたい

穴があったら入りたいという出来事は 一年に一回ぐらいのペースでやってくる 2017年はそれが今日だった 事件が起こってからかれこれ6時間経過するが 今でも穴があったら入りたい ずどーんと深い深いところまで入って 三ヶ月ぐらいは陽の光を見たくない 誰に…

自由

私はもっともっと自由だった ただただ自由だった 人に自由だと言われても 私のどこが自由なのか 自由であることさえも意識しないほど 自由だった 自分のために生きていた でもこの社会で生きていくうちに この社会で役に立つことを求められ それに順応させて…

ありもしないこと

まだそれは現実に起こってないのに まだそれは確実に起こるとは限らないのに それについて不安になったり 心配するのはやめよう 実際に事が起きてから考えるなり 不安になったりしよう 遠い未来ではなく 例えそれが来週のことになろうとも 今のうちに良い策…

手の届かないところ

手の届かないところにいる 君が好きだ この世界の中心にいる 君が好きだ 近いようで遠い 触れることはできても とても遠くて届かない この気持ちはこれからも ずっとこのままここに居座って そしていつか消えるのを待つだけです

恋愛相談

カフェに行くとそこにはいつも 恋愛相談をしている女たちがいる 不安な気持ちを友達に聞いてほしいのだろうか 意見やアドバイスを聞きたいのだろうか 不安な気持ちになるのはきっと 相手を自分の思い通りに 動かしたいと思うからで 意見やアドバイスを他人に…

不器用というのでしょうか

何をされても 何を言われても 何があっても 次の瞬間にはコロッと 全てを忘れているかのように 全てはなかったことのように 振る舞える人ってすごい 私はどうしても レッテルを貼ってしまう 分析 こういうタイプの人間 私に危害を加える人間 デリカシーがな…

家族

家族が好きだ 父がいて 母がいて きょうだいがいる世界 ずっとずっと続けばいいのに いつかみんないなくなる日が来て なんとなく生きている今日が とても懐かしいと感じる日が来て もう一度今日という日に戻れたら と思う日が来るのだろう

面接

サンドイッチを食べながらカフェで面接 周りに無数の人がいるのに 個人情報がだだ漏れ ちゃんとスーツを着てるけど 君の話し方ではきっと落ちるね 「ガンガン」とか「ガチガチ」とか そういう言葉を使う君は落ちるね 面接官だって 「君は生きていくうえでど…

死神と戦う医療

緊急搬送 緊急手術 生きているみんなが大慌てで動き出す 患者の意識はもうそこにはない 或いは痛みや苦しみと戦う 死神が患者を離さない 死神の仕事は早い 患者をあの世へと連れ去っていこうとする 生きている人間が道具や知恵を振り絞って どうにかあの世へ…

私は犬が大好きだ 犬がほしいとさえ思う しかし いつかまたあの悲しみが 訪れることを思うと到底飼えない 正直 人間を失うよりも悲しかった 犬は言葉が話せないから 私の想いは行き場がない 人間と違って 老いが目に見えなくて いつまでも可愛いからこそ 死…

活字が好きな理由

活字は無限大だ それを絵や映像にしてしまうと 可能性はそこまでで限界がある イメージは固定される 私たちの妄想は無限大 「絶品の目玉焼き」 というだけで 個人の好みにあった それぞれ最高の目玉焼きが 想像の中で完成される 無限大だ 私だけが気づいた些…