なのにブログ

詩、エッセー、すきなもの思ったことを書く

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

恋と夏

夏を感じられなかった夏 だから秋が来てもちっとも寂しくない なーんの未練もない これってよく知らないまま別れた恋人みたい 別れてもちっとも寂しくない なーんの未練もない

彼女のピンクを奪った

高校生のときに友達のピンク権を奪った。 私はピンクが大好き!と公言すると 他の子は「ピンク」を利用してはいけない。 彼女はきっとピンクが好きだった でも私がピンクを奪ったから 彼女はブルーが好きだと公言した。 好きな色までも個性にしてしまう 自分の…

SNSの彼女たち

みんな自分が幸せになるのに精一杯で 自分以外の他人の幸せなんて願ってない。 だから私も彼女たちの幸せは願わない。 たまにはちょっとくらい 不幸になればいいのにって思う。

母の履歴書

履歴書を封筒に入れようとしたら そこに母の履歴書のコピーが入っていた。 母が母ではないころからの経歴があって 母の歴史をタイムスリップして覗いているみたいだ。 長子の私が生まれる5ヶ月前に 母は事務職の会社を退職していた。 今の私の周りの子達が …

老け

若い頃はダイエットしたり 徹底的なスキンケアしたり 洋服に何十万も使ってしまったり とにかく外見を一生懸命磨くのだけど 歳を重ねるにつれて 人は中身が大事!なことを知ってしまって 少しでも幸せ感じたい!と思って 暴飲暴食してしまったりして ダイエ…

人は強いなぁ。

人は強いなぁ。 嬉しいことは思い出しても嬉しくなるのに 悲しいことは思い出しても悲しくならない 嬉しいことは乗り越えられないけれど 悲しいことは乗り越えられるようになってる。 日を重ねるたびに 悲しみだけが薄れていくよ

机が来た日

それは小学校の入学式から 登校初日のことだった 学校から家に帰宅すると母が 「机が届いてるよ」と教えてくれた 私は一目散に2階に駆け上がり 自分の机に予想以上に感動した。 初めての私のプライベート空間 お気に入りの物たちを 机の抽斗に順番に収納してい…

似非個性派ちゃん

嫌な部分はみんなと同じは嫌と思うのに 良い部分に関してはみんなと一緒がいいと 思う私なんてわがまま 似非個性派ちゃん そうやって結局わたしは なにからなにまでみんなと同じで 同じでないと不安になったりする みんなと違う人間でいたいのは 自分の人生…

セーラームーングッズ

最近セーラームーングッズが そこかしこで販売されている 値段も少し高めで デフォルメされているデザインだと 現代物だと思ってスルーするのだけど 当時のアニメのセーラームーンが デザインされたグッズは もうどうしても とっくに過ぎ去ったはずの 小学生…

夏の洗濯

太陽の下で 風に揺られて ぽかぽかしながら 乾いていく洗濯物たち いつまでも見ていられる自然の景色 パリっと自然の香りをつけて 乾かしてくれる太陽と風に 地球は合理的な要素しかないと 素晴らしいと改めて感動したよ

謝る

ごめんねと謝ると 相手もごめんねと謝る それだけで優しい気持ちになって 素直な気持ちになって いつしかそれが感謝の気持ちになる ありがとう。

金魚

君が見せてくれた金魚 君が見せてくれた景色 それだけで私は幸せになれてしまった 単純で安っぽいかもしれないけれど それだけで充分なんだ 私なんて簡単かもしれないけれど どうしてももうそれで幸せになれちゃうんだ。

水滴の唄

三黙堂のひとつ 「浴室」をやってみた 浴室で一言も話さず声を出さず ただ入浴に集中してみる どこからか 水滴が一滴ずつ落ちる音 ぴちょん ぴちょん 低音だったり高音だったり それはしっかり音楽になっていた あまりにもよくできた音楽だったから 誰かが近く…

八方塞がり

きっと夢なんか叶わなくて 夢を叶えたようになっている人は 気付けばそうなってましたという人が 多いように思う 我武者羅に頑張っても叶わない人がいれば 特に努力もしていないのに 成り行きで誰かの夢になっている人もいる 私は成り行きでどこにたどり着く…

ゴミ

一つ捨てるたびに 一つ分だけ心が軽くなる 一つ捨てるたびに 一つ悩みや不安が減っていく 何も持たなくなったとき 私はやっと自由になれそうだ。

色の知識がない

例えばさ こーんな青でピンクで グラデーションになってて 目の前に見る空の色はいつも 絵の具で表現したくなる でも色の知識がないために たぶんできないだろうなと諦めてしまう 好きな空の色を自由に 自分で生み出せたらなんて素敵だろう ひとつと同じ空の…

私の人生

私の両親は大学に行けとか結婚しろとか孫の顔が見たいとか、そういう凡庸なことを言わない人たちで、なんだかとてもかっこいいと思った。 私の母に至っては、「夫や子供のために生きている人ってアホちゃうか。と思う」と言ってて、私の母は確かに自由だし家庭…

空がない

夜空を見上げようと思ったら そこは宇宙だった 広い広い真っ暗な宇宙だった 月は自分が月だと知らなくて ただこちらを見ている 正体のわからないどこかのきみが 私の心を揺さぶって 僕を思い出してと心に訴えてくる