なのにブログ

詩、エッセー、すきなもの思ったことを書く

2016-01-01から1年間の記事一覧

秋の月

月よ 月よ 秋の月は哀しい とても遠い 月のある夜は 君に見守られて眠る 私も君を見ていたいけれども すぐに眠ってしまう 哀しい月よ 哀しい月よ

空気

空気を読む 読み方はきっと人それぞれで そもそも空気を読むなんて 十人十色なのではないか 一時の空気のために 大事なものを人々は失い続けて 平気で嘘をついたりする その場が その一瞬がたのしくなるように 私は空気のために 自分の大切なものを失いたく…

ザ・ビートルズ

当時の映像を 日本の歴史を振り返るみたいな番組で 何度か見たことがある そこにはビートルズ来日が映し出され 当時のビートルズを目にする 感想は「白黒で、ひと昔って感じ」 私の見る映像はいつもビートルズが 飛行機から降りてくるところや ライブ映像の数…

映画 ザ・ビートルズ eight days a week

澄んでる若さ パワー 広い世界 あまりにもクリアで美しく いつまでもそのパワーで走ってほしいという傍観者の想い 彼らはあまりにもまっすぐだ スーツとギターと重めの黒髪は 品があり ミステリアスで 儚い美しさを感じる 歳を重ねるとなぜか人は いろいろな…

世界の美しさに気づく時

人はこの世は美しかったと気づく時 それはきっと死ぬ間際 病気になったりして 暇な時間が増えたとき ストレスも規律もなくなり ただただ世界のことを考える 自分が去ろうとしているこの世のことを なんだか愛おしくなってきて なんて可愛い世界なんだろうと…

はつ恋

ツルゲーネフのはつ恋を読んで 思い出した はつ恋は はつ恋で終わることが多い 彼らはまだ子供で 成熟度もそれぞれで タイミングが合わなかったりして はつ恋は はつ恋で終わる 決して結ばれることのない はつ恋 でも、そこに感情はなく ただはつ恋が過ぎ去…

かくれんぼ

夕方になると子供が かくれんぼをする 子供と同じ 残された時間と 暇があれば 大人も夕方になれば かくれんぼをするようになるのだろうか 子供は暇だから かくれんぼをするのだろうか 他にやることがなければ 人は かくれんぼをするのだろうか

発声可能上映 シン・ゴジラ

シン・ゴジラの発声可能上映会 行ってきた チケットの争奪戦に勝ち抜き 行けた発声可能上映会 私は一言も叫ばなかった 声を発するタイミングがわからない ああいうところで 素直に叫んだりできる人は 素敵だし きっと私よりも何倍もその場を 楽しめてたんだ…

空の青

空はなぜ青いのだろう きっと宇宙の色なんだと思ってた 地上からでも宇宙を感じられる しかしインターネットで調べてみると 太陽の光の色だそう とてもつまらない 真実を知るってときには 想像力を否定され そこにロマンや膨らむ希望はない もし空の青が宇宙…

煩悩の数はわがままの数

私は煩悩がとても多い 負けず嫌いの性格もあり 絶対に自分の思うシナリオ 自分の望む結果が欲しい そのためには努力 努力努力を重ねる でもね ひとつ 私がどんなに努力をしても 得られないものがある 人のこころ 人の注目を得る事は簡単 でも人のこころを引…

食べすぎた

便秘が解消されたせいか いつもよりお腹が空いて ご飯を丼鉢一杯食べた 贅沢ステーキ丼を食べた ローストビーフ丼みたいな 美味しかった 食べすぎた 明日の夜は控えようと 心に決めた

プール

全部で4コースあるプールで泳ぐ 1コースは幼稚園児 2コースは小学生低学年 3コースは小学生高学年 4コースは中学生 私は2コース 3コースで泳いでいる人達は 私よりも泳ぐのが早くて お姉さんやお兄さんだ 2コースと3コースを隔てている プカプカ浮くライン …

真夜中零時 橋の上を歩いてた 歩き疲れて アスファルトをじっと見ながら 歩いてた 深呼吸をしたときに 夜空を見上げたら たくさんの星が私を見ていた 私も宇宙人の一人 地球も星の一つ さぁ帰ろう

目は口ほどに

目を隠したい 目は口ほどに物を言う 何か気持ちを隠したい時も 目は隠させてくれない 目と脳の距離が近いせいか 感情が目に出てくる ちょっとツライ時 ちょっと避けたい時 心にわだかまりがある時 目はちゃんとそれを 相手に伝える 隠したくて ひたむきに口…

現実逃飛行

今を生きていない 過去も生きていない 未来も生きていない どこにいるのだろう 思考停止 ふわふわ ふわふわ たくさん心が乱されて 現実逃避に走った心は いつ帰ってくるのやら 何かに恐れている 寝るとね 何も考えなくてよい それが心地よくて楽だから きっ…

片思い

秋のそらは一段と高くて 遠くて、広くて、清々しい 夏のそらはいつも眩しくて キラキラと輝く 冬のそらは独立していて 寒い寒いと言いながら 地球のものとは思えないほど よそよそしい 春のそらは君にとっての 1年の始まりの季節 どんなそらだろう 君はそら…

絵を描けるひとと 絵を描けないひとは なにが違うのだろう 脳の配置とか 脳の動きとか 脳の色とか感触とか なにもかもが違うように思えてくる 単なる絵 目にしたものをそのまま 紙に描くだけの作業なのだけど 絵が描けないひとは そんなこともできないんだ …

秒速5センチメートル

出会えない物語 それが現実 誠実な物語 湿っぽい人たち 主人公の男の子が 学生の頃はあんなにも 爽やかだったのに 社会人になった時の 廃人っぷりに驚いた 女の子は結婚する 男の子は初恋の人をまだ 忘れられず廃人に 離婚した後の男性も 廃人になる率は高い…

君の名は。

青春というより若さの映画 若いってこんなにも美しくて 眩しい 人間の最高潮の姿 過去を修正するために 走って 走って 転んでも 走って 体力がすごい これは17歳だからできること 私にはもう無理だ 爽やかで 良かった

眠い眠さ

何よりも 眠いのに寝られないツラさが 人間一番ツライだろう 1日中飽きるまで寝たいのに 生きるという人間の秩序が そうさせてくれない 死んだ時 嫌というほど寝られるので 今は寝るのを我慢しようと思う せっかく生きているのだから

メディアの嘘つき

メディアは嘘ばかり なにもかも嘘 私モテないんですよ~という芸人も嘘 貧困女子高生も嘘 彼氏いない芸能人も嘘 アベノミクスも嘘 ニュースも嘘 でもね 私はその人たちを悪く思わない その嘘を作っている人たちにも 家族がいて、毎日の生活があって 家に住ん…

仕事行きたくないの気持ち

朝起きて 仕事行きたくない と思う 朝起きて ずっと寝ていたい と思う 朝起きて 今日が休みならいいのに と思う 金曜日 明日は休みだ と嬉しくなったり 休日 今日は一日中寝よう と開放感を味わったり 日曜日 明日から仕事だ とサザエさん症候群になったりす…

十年前

十年前 ふと夜空を見上げたら 満点の星空に点滅する光 飛行機だ 飛んでいく すすんでいく あそこにはスチュワーデスがいて 多人種の乗客がいて パイロットがいて 外国に行くのかな 日本に帰ってきたのかな 私も飛行機に乗った時は 誰かが夜空を見上げた先に…

地蔵盆

私は地蔵盆が苦手だ この歳になって特に苦手だ 同年代の子たちが子供を連れて 楽しそうに世間話や子供の話をしている 私はその中には入れそうにない まだ一人で地蔵盆に参加しているの? なんて目で見られているような気さえしてくる 劣等感 感じなくてもよ…

どこからが私なのだろう

どこからが私なのだろう ずーっとさかのぼってみた ずーっと ずーっと 行きついた先は 私は精子か卵子かもともとどっちなのか 疑問を持った くま先生は 「受精卵だよ」と答えた 翌日、くま先生がまたその問に答えた 「このコップを触って冷たいと感じるでし…

連休明け

連休の食生活 ラーメン ラーメン 餃子 ラーメン ピザ ラーメン 太ったと指摘されるだろうなと 思いながらも 痩せた? と聞かれて ラーメン生活の本当の怖さを知った

五山送り火

雨だった 大粒の雨がザーザーと 降り続く 五山送り火 死者たちがあの世へ帰っていく日 五山の中でも 舟形は死者たちが船に乗って帰る だから舟形が好きだ 観光客が今年もたくさん雨の中来ていたが 私にとっては子供の頃からの夏の送り火 テレビで点火がはじ…

SMAP解散

SMAPが解散するらしい 私はどちら世代だろう 嵐か SMAPか まだ辛うじて美しいうちに 解散するのも悪くない 潔いおじさんは好きよ

三十歳

今日で三十歳になった 三十歳の景色は正直 昨日の二十九歳の私とそう変わらない 三十歳になっても私はわたしで 二十九歳ももちろん私はわたし 年齢や時間なんて あってないようなもの 1日は24時間 365日が1年 それで1つ歳が繰り上がるなんて 理解し…

鳥のせい

鳥のせい なぜ飛ぶのだ 飛ばないでおくれよ 糞を撒き散らしたり 家に巣を作ったり 屋根を歩いたり 人間の苦手とする 頭上から現れるのやめておくれよ 得体の知れないところが 私にとってはとても怖い 目の前でバタバタしないで