久々のメール
数年越しに友達にメールすることってほぼない
今更…とか暇がバレるとか
宛先不明の虚しさとかそういうの考えてしまう
今更蒸し返すのも止めようと
無駄に潔くなってしまったり。
でも勇気を出して連絡してみると
相手は結構喜んでくれる結果ばかりで
所詮自分の思い違いに過ぎないと
つくづく思い知らされる
自分の最初の気持ちに
正直に行動してみるのは大事ね。
後付けの理由に囚われずに。
恋と夏
夏を感じられなかった夏
だから秋が来てもちっとも寂しくない
なーんの未練もない
これってよく知らないまま別れた恋人みたい
別れてもちっとも寂しくない
なーんの未練もない
彼女のピンクを奪った
高校生のときに友達のピンク権を奪った。
私はピンクが大好き!と公言すると
他の子は「ピンク」を利用してはいけない。
彼女はきっとピンクが好きだった
でも私がピンクを奪ったから
彼女はブルーが好きだと公言した。
好きな色までも個性にしてしまう
自分の居場所をひとつでも多く
確保しておきたい16歳。
色やアーティストとか好きなものが
たまたまかぶってしまっても
それは「真似」をしたという。
先に公言したもの勝ちで
そんな16歳の癖がいまでもたまに出てきて
私が和菓子が好きだというと
先輩も和菓子が好きだと真似してきた。
SNSの彼女たち
みんな自分が幸せになるのに精一杯で
自分以外の他人の幸せなんて願ってない。
だから私も彼女たちの幸せは願わない。
たまにはちょっとくらい
不幸になればいいのにって思う。
母の履歴書
履歴書を封筒に入れようとしたら
そこに母の履歴書のコピーが入っていた。
母が母ではないころからの経歴があって
母の歴史をタイムスリップして覗いているみたいだ。
長子の私が生まれる5ヶ月前に
母は事務職の会社を退職していた。
今の私の周りの子達が
出産で仕事を辞めていくように
私の母も私のために仕事を辞めた。
どういう気持ちで辞めたのだろう。
私の父はどういう気持ちだったのだろう。
母の履歴書は
母の辿ってきた人生そのものだった。