水星
水星を見ていると
そこに住めるような気がしてくるんだ
孤独でいいから
孤独がいいから
ぽつねんと1人で水星に住みたい
人々の価値観とか常識とか
なにもないところで
なんの目的もなく
水星から静かな宇宙を眺めたい
当たり前に引かれた幸せの線路を走れない私が
地球にいては価値観とか常識に殺される
武器
何を武器にして生きていこうか
使いたい武器か
元々人より優れている武器か
手入れして磨き上げてきた武器か
それとも新しい武器を新調するか
多すぎて選べないでいる
そうやってみんな持ってる武器を駆使して
毎日戦ってるんだ
欠伸連鎖
あの小父さんがあくびをした
それを見ていた私があくびをした
そんな私を見ていたあの人があくびをした
そうやってあくびは永遠に続いていく
連鎖が世界を一周する
これからも永遠に
不思議なあくび連鎖はこの世から
なくなりそうもない。
死去誕生
ニュースを見たら
死去と誕生のニュースが同じ数
-3と+3
こうやって地球はプラマイゼロ
死去と誕生
生まれると死ぬってなに
今日生まれた君は
昨日死んだおじいちゃんだね
天国のやうな場所
蓮華畑を歩いていると
そこが天国のように見えた
いつまでもそこに居て
そこには永遠があって
明日を憂うことなく
ただただそこに存在していられるだけの場所
やることリスト
女はやることリストがとても多い
結婚というやることリストがあって
出産というやることリストがあって
子育てというやることリストがある
他にもあるのだけど
リストのチェックを後回しにすればするほど
生きづらくなるようで
これらのチェックをいつ入れるのか
そんな茫然とした未来
やってらんねーってなって
人生投げ出したくなって
でも投げ出す勇気もなくて
私はただスタバでフラペチーノを飲んで
普通に明日を迎える
これでいいのかなと疑問に思うだけで
たぶん実際これしかないのだから
しょうがない
モノ
可愛い!欲しい!という衝動で物を買う
大半の人の大半の動機がこれだろう
だから時が経つと大半のモノがいらなくなる
5年も経てば趣味趣向が変わり
不要なものになる
その時は必要でもいつかは不要になる
どうせ不要になるものならば
必要という気持ちは錯覚ではないのかとさえ
思えてくる
どうせ不要になるのだから
大半のものを買わなくても良い気がしてきた
なぜ私達は物を買うのだろう