彼女のピンクを奪った
高校生のときに友達のピンク権を奪った。
私はピンクが大好き!と公言すると
他の子は「ピンク」を利用してはいけない。
彼女はきっとピンクが好きだった
でも私がピンクを奪ったから
彼女はブルーが好きだと公言した。
好きな色までも個性にしてしまう
自分の居場所をひとつでも多く
確保しておきたい16歳。
色やアーティストとか好きなものが
たまたまかぶってしまっても
それは「真似」をしたという。
先に公言したもの勝ちで
そんな16歳の癖がいまでもたまに出てきて
私が和菓子が好きだというと
先輩も和菓子が好きだと真似してきた。