自由
私はもっともっと自由だった
ただただ自由だった
人に自由だと言われても
私のどこが自由なのか
自由であることさえも意識しないほど
自由だった
自分のために生きていた
でもこの社会で生きていくうちに
この社会で役に立つことを求められ
それに順応させていくごとに
私はたぶん自由でなくなっていった
私は社会のために生きている
人間は誰でも
自分のために生きていく権利がある
自分のために生きるとは
自由であるということなのかな
人の役に立つということは
そんなに素晴らしいことなのでしょうか
誰かのためにというのは
そんなに美しいことなのでしょうか
最近そういう感情が私の中を
支配していて
人の役にたつことが満足感になっているけど
本当にそれでいいのだろうか
自分を見失ってるのではなかろうか