夜の筆
夜の筆には悪魔が宿る
そういう風に言われている
確かに夜は
人の悪口だとか
弱くてセンチな自分だとか
そんなことばかりになってしまう
そういう気分なのだろう
敢えて私は夜の筆をしたためてみる
私にとって眠れない夜は
過去の親友だとか関わった人々を思い出す
今はどうしてるのかなぁとか考える
知り合いと繋がるコミュニケーションツールは
全て絶った今
私には友達がいない
でも私にとってこの状態が一番楽で
友達がいないから寂しいとかは全くない
なんでだろう
永遠に一緒に居てくれる友達なら欲しいけど
みんな結婚して子供を産んで家庭を持って
気付けばもうそこにはいなくて
だからそんな友達は最初からいらないんだ
あっちの世界で楽しくどうぞって感じ
そういうのを心の底から望んでたんでしょ